watching culture and media

博士の研究と生活

諸個人の文化についてのメモ

メモ。諸個人の文化。

La culture des individus : Dissonances culturelles et distinction de soi

個人とはそれ以上分割出来ないという前提があり、研究はそれに沿って行なわるわけだけど、ブルデューの乗り越えを図るライールはそれとは違う観点から研究しているということのようだ。つまり調査で個人が「研究において」矛盾することを答えてもそれは個人にある複数性から分析されるということか。たしかに趣味のディスタンクシオンは上層階級であっても大衆文化を享受している可能性が高いということは、日本の研究においても指摘されていた。これは高度に発展した消費社会のレトリックとメディアが大いに関係があると思われる。

マクルーハンを再考する公開セミナー

6月9日に青山学院大学マクルーハンを再考する公開セミナーが開催されます。

公開セミナー「マクルーハンとAI時代のメディア」

2018年6月9日(土)15:00-18:30

青山学院アスタジオ地下ホール

 メディア論の先駆者マーシャル・マクルーハン(1911-1980)を再考するイベントを開催します。

 新著を出された服部 桂氏をはじめ,専門家の方々をお招きしてのトークがメインですが,それに先立ち,映画『マクルーハンズ・ウェイク』を上映いたします。2014年に「映像翻訳ラボ」メンバーが字幕を作成して日本初上映されたドキュメンタリー作品です。映画もトークも,マクルーハン通の方にも,知識ゼロの方にも,楽しめるものとなりましょう。

 本企画の準備中,マクルーハンのご長男でメディア論の後継者,エリック・マクルーハンの訃報に接しました。5月18日に講演先のコロンビアで亡くなったそうです。享年76歳。2011年に,同じ青山学院大学でマーシャル生誕100年記念イベントを開いた折には,エリックからメッセージをいただきました。本企画はエリック追悼の意味も込めたく思います(映画にはエリックも登場し,語ります)。

 ご来場をお待ちしています。  (宮澤 淳一)

公開セミナー「マクルーハンとAI時代のメディア」

(「映像翻訳ラボの軌跡」第2部――総合文化政策学部創設10年記念事業関連企画)

15: 00 -16:40  映画『マクルーハンズ・ウェイク』(参考上映)

ケヴィン・マクマホン監督,カナダ,2002年。95分。ドキュメンタリー。

字幕:青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」履修生有志(監修:宮澤淳一)。

カナダ大使館の依頼で字幕を作成し,2014年4月16日に同館にて初上映されたものです。

17:00-18:30 トークマクルーハンとAI時代のメディア」

服部 桂(元朝日新聞記者,『マクルーハンはメッセージ』著者)

柴田 崇(北海学園大学人文学部教授,『マクルーハンとメディア論』著者)

 レスポンス:粟谷 佳司(立命館大学立命館アジア・日本研究機構客員准教授)

 司会:宮澤 淳一(青山学院大学総合文化政策学部教授)

日 時: 2018年6月9日(土)15:00~18:30(開場14:40)

場 所: 青山学院アスタジオ 地下ホール

     http://www.sccs.aoyama.ac.jp/astudio_map-html/ (この地図でご確認願います)

     地下鉄表参道駅B2出口より渋谷方向へ。「Found MUJI青山」 を右折。直進し左手(駅より徒歩5分)。

     ※青山キャンパス構内ではありませんのでご注意ください(青山通りの反対側です)。

参加方法:予約不要です。(入場者多数の場合は先着順で締め切ることがあります。)

主 催: 青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」

共 催: 青山学院大学総合文化政策学会(学部創設10周年委員会)

お問い合わせ:映像翻訳ラボ ( media-bunka<アットマーク>sccs.aoyama.ac.jp )

公開セミナー「マクルーハンとAI時代のメディア」(青山学院アスタジオ,2018年6月9日)

登壇者プロフィール

服部 桂

元朝日新聞記者。1978年入社。1987~89年,MITメディアラボ客員研究員。科学部記者や雑誌編集長を経て,16年定年退職後フリーに。著訳書多数。著書に『人工現実感の世界』(工業調査会・技術・科学図書文化賞優秀賞),『メディアの予言者』(廣済堂)など。訳書にレヴィンソン『デジタル・マクルーハン』(NTT出版),ケリー『テクニウム』(みすず書房),同『〈インターネット〉の次に来るもの』(NHK出版)など。本年5月刊の新著は『マクルーハンはメッセージ』(イースト・プレス)。

柴田 崇

北海学園大学人文学部教授。東京大学より博士(教育学)。『マクルーハンとメディア論』(勁草書房),『知の生態学的転回 技術』(共著・東京大学出版会),『はじめての人文学』(共著・知泉書館)など。生態学的な認知モデルに基づくサイボーグ論や技術論,およびそれらの成果を踏まえて,マクルーハンのメディア論の展開を研究テーマとする。

粟谷 佳司

立命館大学立命館アジア・日本研究機構客員准教授。同志社大学より博士(社会学)。著書に『音楽空間の社会学』(青弓社),『限界芸術論と現代文化研究』(ハーベスト社,近刊)など。研究テーマは,1960年代後半の日本における表現文化と市民運動の交差に関する文化研究。60年代日本のマクルーハン受容とカナダにおける文化研究以降のマクルーハン理論の展開にも関心を持つ。

宮澤 淳一

青山学院大学総合文化政策学部教授。東京大学より博士(学術)。著書に『グレン・グールド論』(春秋社・吉田秀和賞),『マクルーハンの光景』(みすず書房),共著に白石美雪編『音楽論』(武蔵野美術大学出版局)など。訳書に『マクルーハン』(ちくま学芸文庫),『グレン・グールド発言集』(みすず書房),『リヒテルは語る』(同)など。音楽・文芸メディア論やカナダ研究の視座からマクルーハンを捉える。近刊に『マクルーハン発言集』(仮題・みすず書房)。

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青山学院大学総合文化政策学部「映像翻訳ラボ」

青山学院大学総合文化政策学部の現役学生たちによる字幕翻訳チーム。同学部のプロジェクト型実習授業「ラボ・アトリエ実習」(担当教員:宮澤淳一)の運営組織で,日本映像翻訳アカデミーの指導協力のもと,2010年からこれまでに22本の字幕を作り,UNHCR難民映画祭や各種イベントでの上映を実現してきた(6月のショートショートフィルムフェスティバル&アジアでは,23本目の『サイレントチャイルド

粟谷佳司

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2018年の研究に向けて

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3月に刊行された論文は、博士論文以降として、今年から科研費に採択された課題も含むもの(鶴見俊輔研究)。

「はじめに」と「1」「2」そして注で「別稿に譲りたい。」と書いた辺りを展開しながら、資料をしっかり調べて関係者への聞き取りなどもやって行きたいと思います。

5月には著書が刊行されます。

粟谷佳司

埴谷雄高吉本隆明論争のメモ

埴谷雄高吉本隆明コム・デ・ギャルソン論争のメモ。

埴谷は「政治と文学と」において吉本が「コム・デ・ギャルソン」の服を着ることが「高度資本主義」の「ぶったくり商品」であるアメリカ帝国主義を肯定することであり、それは吉本が米ソの核へ文学者たちが反対の署名をしたことを否定していることと合わせれば問題があるとした。

吉本はコム・デ・ギャルソンアメリカ帝国主義とは関係がなく、第三世界を搾取していない、賃労働をしている読者がこの雑誌を読めるほど消費社会によって豊かになったという。

そして、埴谷の『死霊(しれい)』も立派な商品であると。

これは、何が商品なのかとも関わる問題である。アドルノも、現代音楽までもがチケットによって買われる商品になったと書いていたはずだが、メディアとして考えた時に全てが商品となる。

粟谷佳司

加藤典洋『村上春樹の短編を英語で読む』講談社

今日の本。

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加藤典洋村上春樹の短編を英語で読む1979~2011』講談社、2011年。

鶴見俊輔に関する記述もあって、分厚い本だけど楽しみながら読めそう。

粟谷佳司