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博士の研究と生活

埴谷雄高吉本隆明論争のメモ

埴谷雄高吉本隆明コム・デ・ギャルソン論争のメモ。

埴谷は「政治と文学と」において吉本が「コム・デ・ギャルソン」の服を着ることが「高度資本主義」の「ぶったくり商品」であるアメリカ帝国主義を肯定することであり、それは吉本が米ソの核へ文学者たちが反対の署名をしたことを否定していることと合わせれば問題があるとした。

吉本はコム・デ・ギャルソンアメリカ帝国主義とは関係がなく、第三世界を搾取していない、賃労働をしている読者がこの雑誌を読めるほど消費社会によって豊かになったという。

そして、埴谷の『死霊(しれい)』も立派な商品であると。

これは、何が商品なのかとも関わる問題である。アドルノも、現代音楽までもがチケットによって買われる商品になったと書いていたはずだが、メディアとして考えた時に全てが商品となる。

粟谷佳司